ネットフリックスで「愚か者の身分」を観ました

観終わったあと派手な余韻ではなくじわじわと心に残るタイプの作品という感じ
身分という言葉は単なる立場や肩書きの話ではなく
生まれた環境や社会の見えない壁
そして人の弱さや選択の積み重ねを表しているように感じました
登場人物たちは誰かを簡単に悪人とも善人とも言い切れず
それぞれの事情の中で必死に生きている
その姿がとてもリアルで胸が苦しくなる場面もありました
東京歌舞伎町界隈には沢山居そうな若者・・・
特に印象に残ったのは裏社会の恐ろしさです
一度足を踏み入れたら戻れない空気があり
優しさや正しさが通用しない世界で
普通の暮らしが簡単に壊れていく怖さを感じました
静かに追い詰められていく描写が現実味がありゾッとしました
正しいことを言えば解決するわけでもなく
努力だけで簡単に報われるわけでもない
それでも人は前に進もうとするし時に間違えてしまう
そんな現実を突きつけられるような映画でした
観終わった今ふと思うのは
もし自分が同じ状況だったら違う選択ができただろうかということです
エンディングがモヤモヤして爽快な映画ではありませんが 原作の小説を読んでみたくなりました