昨日 取引先様から品質点検をして頂きました
製造業である以上 品質第一です
安心して取引先様やエンドユーザー様に購入して頂けるよう 常に品質第一で生産をしています
今回 ご助言頂いたのは「想定される品質不具合」を「改善してリスクを下げる」行動との「間」が重要だということです
どういうことかというと「真因を特定できているか?」という一点に尽きます
例えば「金型を間違えて物を作ってしまう(現品相違)」という不具合に対して「目視確認を徹底する」では対策になっていないということです
なぜ金型を間違えるのか?
金型をしまう時に間違えるのか?
金型を出してくるときに間違えるのか?
別々の人が作業しているから間違えるのか?
個々の要因別に 対策が変わってきます
そして「人間が注意する」ことでは不具合は無くなりません
治具化や機械化が必要なのです
費用対効果もあると思いますが 長期的には企業として努力する必要があります
最後に これが一番重要ですが「作業者に負担を掛けない」という事です
改善は「作業が楽になる事」が大前提です
言い方は悪いですが 管理者は常に「作業者の稼いだ売上の上前をはねている」意識を忘れてはいけないのです
自分の仕事は「作業者をいかに楽にするか?」なのです
管理の為に作業を増やすのであれば その作業の分「製品単価を上げてもらう」か「自分の給与を下げる」か「作業者の仕事を何か減らす」かの3択なのです
我々管理者は 常に作業者の動向に目を配り やりにくい作業の抽出と その作業の軽減化に努めなければなりません
「改善」と言いながら「改悪」している人が多いのも事実
そこが判らない会社は潰れます